Tōhoku earthquake

地震が起こってやっと10日目です。
この数日間はとても長く感じました。
毎日、沢山の情報が流れて疲れたし混乱しました。
最初は、詳細のわからない計画停電、アップデートされない電車のダイヤ、
必要な物資が渋滞で滞り、憤りを覚えました。

でも今は、
命がけで日本のために作業されている方、
そして、それを理解して送り出すご家族の気持ちを考えると涙が止まりません。

対応や情報伝達が遅いとか、無計画だとか、会見が意味不明だとか。
そんなことを非難しても意味を成さない。
ただ、「作業に携わった方が無事でありますように」と、
「作業がうまくいきますように」と祈ることしかできない。

私はRLでは医療従事者です。
計画停電により十分な人員が確保できず、うちの職場も混乱しました。
いつも気丈な先輩が、
「こんな異常な忙しさに慣れてなくて怖い。ずっと手の震えが止まらない」と、隣でつぶやいたとき、
(そう言われると余計に怖いよ;:)とは言いませんでしたが・・・。
普段ならポーンと出てくる生意気な軽口も叩けなくて、ただ黙々と作業しました。

職場で働いていると、震災後に福島から来られた方と話す機会もあります。
被災地でのボランティア活動を募るFAXが、うちの職場にも来ていました。
現地に赴くことも可能ですが、私はここで頑張ろうと思いました。

SLで生きている飯田さんである前に、日本で生きる一人の人間として、
節電や人として節度ある行動をとることはもちろん、自分のできることをやっていきます。

当分の間は今までのような物作り活動は控えようと思っていましたが、
お友達やお客様からのメッセージを頂いて、
「またいつかSLで楽しく物作りできる日が来ますように」と思えるようになりました。

本当はブログを書く時間すら節電したほうがよいのですが、
励ましのメッセージを送ってくださったお友達とお客様に感謝を込めて。
勇気をありがとうございます。

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